高校受験:時系列で振り返る(1)~志望校、受験校はどう決めた?
志望校はいつ、どんな風に決めたのか?
第1志望校は中2の冬頃に確定しましたが、志望校がそのまま進学校になったわけではありません。…いろいろとありました。
受験校はいつ頃どのように決定したのか?
進学先はどうなったのか?
志望校決定の過程から実際の出願先までの紆余曲折を書いてみます。
検討した高校
主に検討した高校を並べてみました。
難易度の目安としては2021年度7月のZ会Vテストの安全圏の得点率を記してみました。Vテストで同レベルとされる高校名も記していますので、会員以外の方にもなんとなくのレベル感がお分かりいただけるかなと思います。
併願優遇の受験校は5教科の基準内申点を記しています。
- 第1志望 公立C高校 Z会: 76% (= 戸山、高津)
- 第2志望 公立B高校 Z会: 72%(= 国分寺、兵庫)
- 第3志望 私立I学院 Z会: 71% (≒ 明治学院)
- 第4志望 私立H学園 併願優遇(内申点 5科目24)
- その他候補 公立S高校 Z会: 61%(=目黒、東住吉)
- その他候補 公立A高校 Z会: 67%(=町田、池田)
小6~中3・夏 志望校決定までの流れ
小6~親が情報を集める
塾の講習会や私立中学の説明会に参加しました。開催日は平日が多く、親だけで参加していました。
私立中学の説明会ではメインはやはり中学生活。高校の詳しい様子は分かりません。それでも、中学受験した子がどのような学校生活を送っているのか、どのくらいの学力が必要かなのが分かるので、見ておいて損はなかったです。
中1~ 私立高校の説明会や合同説明会に参加する
まだコロナのコの字もなかった頃。私立高校の説明会には何の制約もありませんでした。ネットで申込みが完結するので行きやすく計3校の私立高校に参加しました。人数制限もなかったので娘、私、パパの三人で行くことができました。
見学先は都内はアクセスがよく個性的な学校、県内は現実的に受かりそうな難易度の高校に行きました。後に受験をした高校も含みます。
で、行ったときの感想ですが、都内私立は教室も広く、施設も整っていたのですが
よつば:「遠いから嫌」
と反応薄💦
県内私立はどこに足を運んでも
よつば:「ここがいい♡ここにする♡♡」
と言っていました💦
まだこの頃は中身よりも立地や制服重視な感じでしたが、好きなように言わせておきました。
一方、公立高校は参加はしづらく(学校経由だったり?)、年数回ある合同説明会に参加したくらいです。合同説明会では個別に面談ができたり、パンフレットはずらーっと並べられいて、取り放題です。あいにくよつばは予定があったのでパパとふたりで回り面談もしました。公立でもいろいろと特色があり面白かったです。
2年次からはコロナの為にいろいろと不自由になってしまったので今思えば1年のうちに行きまわっていて良かったです。
中2~ オンライン説明会で候補を絞る
中1の3月からコロナ禍に突入しました。併願優遇の私立高校を確定させたかったのでオンラインの説明会を申込みまくりました。計3~5校でしょうか。申込みをするとパンフレットも送られてきたのは良かったです。
またオンライン説明会といっても形態はさまざま。リアルタイムのものもあれば、事前録画のものもあり、見せ方でも差が出でいました。プロに演出をお願いしている学校もあるとか聞きますが、楽しく拝見できるものもあれば、眠たくなるような動画で途中で離脱…ということもあり。
よつばはとある1校に好感を持ちました。その後に受験校となったH学園です。私も好感を持ったので異議なしでした。しかし娘の評価基準は立地、制服、辛いイベント(マラソンとか…)がないとか、プールがないとかでした💦
私の基準はこんな感じです↓
中2冬 第1志望決定
よつばは第1志望は公立と決めていました。私立はお金持ちが行くところ、と引け目を感じていたようです。…積極的に否定も肯定もできません…
公立高校の情報はHPと1年前に私が合同説明会で集めてきたパンフレットのみでした。リビングに置いておいたので娘はちょこちょこ見ていて、はじめは制服がかわいいS高校が気になっていたようでした。S高校の合格ラインの内申点が低めだったので、
母:「もうちょっと上を目指したら?勿体ないよ。」
とアドバイスはしました。
とにかくこの頃は、外部模試も受けていないので、どの程度の学校に可能性があるのかが検討がつきませんでした。そもそも中3にならないと公立型の模試はありません。目安は内申点と学校での大まかな立ち位置くらいです。その後中2の3月になって
よつば:「公立C高校に行きたい」
と上位の高校を選んできました。パンフレットを読み込んで、まじめな雰囲気の校風に惹かれたそうです。トップ高ではないけどレベルが高い学校でした。国語と数学が苦手な子にどうなのかな~と不安だったので塾の検討を始めました。
中3・4月 志望校の可能性をさぐる
4月になり学校でも実力テストが行われましたが、まだまだ未修分野もあります。この時期の実力テストの成績で志望校の可能性を探るには無理がありました。また、外部の模試もまだまだ正確には測れないのではないかと思っていました。
ただ、C高校を第一志望にするにはレベルが足りていないということは感じていました。通塾を本格的に考えてはいましたが、費用のこともあり、すぐには実行に移せませんでした..。英検2級の2次面接に落ちていたので、とにかく2級の面接を突破してから入塾しようと決めました。
この頃は2次の面接にかなりの時間を割いてしまい、勿体ないくらいです。しかし、この頃入塾していたからといってC高校に届いたかは定かではありません。中2の冬あたりに入塾していれば、C高校に届いたかもしれませんが、その費用を払う価値があったかは疑問です。
中3・7月 志望校固まる
7月には第1から第4までの志望校を決定しました。公立2校、私立2校です。
第1志望 公立C高校 (= 戸山、高津)
第2志望 公立B高校 (= 国分寺、兵庫)
第3志望 私立I学院 (≒ 明治学院)
第4志望 私立H学園 (内申点 5科目24)
公立の志望校は全てよつばが決めました。第2志望の公立高校は第一志望のC高校から1ランク下の高校を選びました。後に進学した高校です。
C高校を第1志望にしていてよいものか不安だったのですが、7月に受けた大手塾の模試やZ会のVテストの判定が悪くなかったのでこのまま志望校とし、通塾を開始しました。
私の中ではここに行って欲しいなという高校はあり、ちょこっと勧めてみましたが、強くは推しませんでした。公立トップ層の高校はカリキュラムにそれぞれ特徴があったのですが、公立二番手校はそれほど差がなかったので口を出すこともないかな、と思ったからです。
併願優遇の私立は昨年から候補にあった高校を選び、一般受験は本人は特に意見が無かったので私が選定しました。
志望校は本人に決めさせるべき
とは聞きますが私立に関してはためらわれました。私立高校の評価は難しいからです。本人に合うのかという点に置いても、生徒の資質、指導方法、施設、カリキュラム…どの項目も15歳で後悔のない選択ができるでしょうか?私立はお金もかかるのでしっかり親の目線でも選びたいという気持ちもありました。
公立第1志望ならば私立高校は落ちたら行く学校です。落ちて良かったと思える環境で学ばせたいと思いました。特に重視したかったのは生徒の学力が公立高校と同レベルの高校であることです。誇りを持って通ってもらえるレベルの学校を選定しました。
9月~12月 実際の受験校決定
一応、夏には志望校を決定しましたが、まだまだ未修分野もあり、内申点も未確定でおおよその予測がつくくらいです。中3の春から夏まで塾の模試も受けていはいますが、あまりあてにならないだろうとは予測していましたが、実際、あてにはなりませんでした。早い時期の模試の判定は安心材料にするのは危険です💦
公立の出願先と成績の推移
10月からは公立型の模試を毎月受け続けました。初めて受けた模試の結果の判定がそのまま学校のイニシャルです。第1志望 のC高校の判定C、第2志望のB高校の判定B でした。
B高校がB判定と出たのは単純に嬉しかったです。第1志望ではありませんでしたが、(パンフレットすら持っていなかった)、ほどほどに難しい学校だったからです。
しかし今思えば、高校受験のB判定は大学受験のB判定とはわけが違うようです。絶対に公立に行きたいのならB判定で受験するのはかなりリスキーです。なぜならば約40%は落ちるのです!それを知らずに呑気にB判定はGOサインだ!と勘違いしておりました💦💦(各模試の判定基準は異なります。あくまでもよつばの受けた模試の判定です。)
秋からの成績推移
B判定は安心できないとも知らず、(塾のアドバイスもなく)、12月の判定がB判定以上の公立高校に出願しようと考えていました。そんな甘い考えなので模試の成績も一向に上がらず、5科の偏差値はほぼ変わりなかったのですが、主要3科目の偏差値が落ちていきました。それもそのはず。11月からの受験者はレベルが高い人が増えるそうなんです。問題も難しくなります。
数学と国語が恐ろしく下がり、このままじゃ、B高校どころか…S高もやばい?と12月から国語の補強も頑張りました💦S高はS判定でしたが、国語の偏差値はS高の基準偏差値よりも下だったのです!
この頃、既にC高は候補から外れていました。よつばは10月にはC高校は諦めていたらしいです。1月の模試や私立の結果を見てS高にするかB高にするかを決定することにしました。
S高はパンフレットのみの情報しかありませんでした。説明会も参加していません。ちゃんとS高の情報も入れておくべきでした…。
一般受験の私立の検討
12月は私立の出願先を確定しなければなりませんでした。しかし11月に私立I学院の過去問をやらせてみてびっくり
「…半分も解けてない!」
国語と数学は合格者平均どころか受験者平均もとれません。もっと合格の可能性の高い私立に変えようか、と他校の過去問もやらせてみましたが、どこも大して変わらず。受験校を増やすよりも一校に絞って対策した方がよいのではないか、とI学院に絞ることにしました。
幸い私立の勉強を始めて約1カ月後に苦手な数学が上がってきました。それでも受かる確率は50%くらい?私立は初っ端の試験になります。それが不合格だとショックを引きづってしまうかもしれません。
母:「I学院は本当に受ける?やめてもいいよ。」
と最終判断はよつばに委ねました。そもそも親が決めた受験校ですし…。そうしたら
よつば:「受ける! 落ちてもいいから受ける。」
と意外にも意思は固かったようで、数学の基礎固めを黙々とこなしていました。
今思えば、わざわざ私立向けの塾に通っているのに一般受験しないなんて言ったら塾側もびっくりだと思いますが、本当に受かる自信がなくて、落ちたらそのまま公立まで精神的に持つのか不安だったのです。よつばの方が私より数倍大人でした。
一方、併願優遇の私立はめでたく目標の内申点が採れたので予定通りH学園に出願しました。
「高校受験:時系列で振り返る(2)~入試直前から進学先の立ち位置⁈まで」に続きます。
お読みいただきありがとうございます🍀