英単語:1週間に100単語覚えられます! 上級編
いかに1週間で100単語覚えるか?
前回は初級編と中級編では
レベル0:
単語を一覧表にして覚える
レベル1:
品詞分けして覚える
レベル2:
日本語→英語で覚える
レベル3:
熟語連語は例文や短文(ミニマルフレーズ)ごと暗記する
or 語呂合わせやこじつけで覚える
レベル4:
スペルはフォニックス学習をしておく
レベル5:
似ている単語はとことん調べる
レベル6:
同じ意味の単語は使い分けを調べてみる
と書いてみました。↓
今回の上級編は100個の単語テストを乗り切る実践レベルの方法です。初級、中級をクリアした上で取り組めるものを書いてみます。
レベル7 時間がないから覚えられない
ひとまず単語のテストの目標点は9割です! 9割を目指しましょう。
え~でも時間がないと覚えられないよ~
という方、それでいいのです。
英単語の家庭学習時間は平日15分
専門家でもないので偉そうなことは言えませんが、平日の英単語の家庭学習時間は15分が理想です。長くても30分を越えないようにしましょう。ひとまずアラームを15分に設定してみてください。結構長い時間です。一覧表を作っておくと効率よく単語のチェックができます。(→レベル0参照)
その代わり土日は好きなだけ学習してください。土日にExcelに一覧を作成するなどしておくとベストですね。我が家は母の私がExcelに入れてしまいますが、学生が作成しても気分転換になるかと思います。
え?なんで15分だけ?もっとできますけど。
と、思われる方。文法やリスニングの時間も作っていますか?
英語の要は英単語だと考える人も多いですが、英単語ばかりに時間を費やしているわけにはいきません。文法、長文読解、リスニングにライティングも英語の重要な要素です。これらすべてに日々の鍛錬が必要です。時間配分も考えるべきです。
また、平日の貴重な時間にだらだら取り組んでも時間の無駄です。通学の合間や休み時間などの隙間時間も活用しましょう。
レベル8 単語の暗記は才能?
単語を覚えるのは苦行です。でもいますよね、苦労せずに覚えられている人…毎回良い点数を取っている人…
「なんで?わたしには才能がないから無理なの?」
と落ち込まないでください。
なぜならば単語テストの高得点者はそもそもが知っている単語が多いのです。
高校の単語テストでよつばがどのくらい単語を知っているのかを調べてみました。すると、
知っている単語 40~50 %
見たことがある単語 30~50%
初めて見る単語 10~20%
単語の約半分は知っていたという衝撃の事実が発覚しました。ようするにスタート地点が違うのです。だからといって、
えー、勉強する気なくした…やっぱり100単語は無理…。
と、せっかく設定してくれたテストの機会を無駄にしないでください。よつばも引き続き努力し続けなければそのうち貯蓄が尽つきます。そうならないために
日ごろから多読、多聴で語彙を増やしておく
ということを進めています。
単語力を維持するためには、単語帳の復習や予習を考える人は多いと思います。でも、単語の勉強は一日15分が理想です。それよりもリスニングや長文読解をすることで語彙を伸ばすことの方が効率的ではないでしょうか。なによりも楽しみながら学習できます。
よつばはYou Tube の動画を利用して多読や多聴をしています。
会話形式のリスニングに効果が見込める動画なら ABC Learning English がおススメです。
https://www.youtube.com/c/ABCLearningEnglish
また、長文読解でしたら TED-Ed が打って付けです。アニメーションも楽しく、知識も広がります。
TED-Edは字幕も選ぶことができます。英語、日本語、字幕なしその他多国語で翻訳されています。日本語訳はとても自然で分かり易いです。とにかく分野が幅広く、芸術、文学、科学、歴史、経済、数学…と多岐にわたる分野の話題がアニメーションで説明されているので大人でも楽しめます。
他にもいろいろと方法はあるかと思いますが、とにかく英単語を常に身近にしておくということが大切です。そして自然と単語帳が知っている単語で埋め尽くされることが理想的です。
レベル9 記憶力が悪すぎて全然頭に入らない
さて問題です。
学校で1週間後に100個の単語のテストがあります。
よつばの「日本語 → 英語」の正答率グラフは次のどれでしょう?
縦軸が正答率、横軸が時間です。
A. 右上がりの比例グラフ
B. 右上がりの対数関数 みたいなグラフ
C. 右上がりの指数関数みたいなグラフ
はい、正解は C. 右上がりの指数関数みたいなグラフ でした!
そうなんです。単純に学習時間に比例して暗記が進むわけではないのです。これはよつばに限ったことではないようで、いわゆるLearning Curveといわれるものと一致していました。インプットからアウトプットまでにはかなりの時間が必要なのです。
では7日間のグラフの傾きは次のどれに近いでしょう?
A. 6日目でもまだ半分しか覚えられていない
B. 5日目にしてほぼ暗記完了
C. 3日目でほぼ暗記完了
正解は
…なんとAの「6日目でもまだ半分しか覚えられていない」でした。
実は前日にやっと50%の単語が書ける状態なのです💦
えー、それじゃ試験の結果はせいぜい5割?
いいえ、これでも当日9割得点できたのです。なぜならば
- 100問全てが出題されるわけではない
- 全出題が「日本語→英語」ではない(選択肢問題もある)
- 記憶力は最後まで伸びている
1に関しては9割得点するには出題数が20問~25問ならば2問しか間違いは許されませんが、100単語中10単語は暗記できてなくてもよいということになります。出題される単語が運悪く苦手な単語に集中することもあるかもしれませんが、確率上は9割暗記できていれば9割前後は得点できることになります。
また、全出題内容がスペルを書かせる「日本語→英語」でなければ、さらに正答率は上がります。
3は重要なことです。アウトプットには時間はかかります。しかし成果がでるときはある日突然一気に上がるのです。これはよつばの高校入試の時にも感じたことです。よつばが..というのではなく、もともとの塾生が秋以降に成績を伸ばして行き、差が開いていくという悲しい現場に立ち会いました…。なので直前まで諦めずに最後まで集中して勉強を続けるが大切です。
ということで最後のアドバイスは
最後まで諦めずに暗記を続ける
ちなみにさきほどの話、前日50%しか暗記できなかったよつばですが、そもそも50%は知っている単語でした。つまり6日間で全く進歩していなかったことになります。しかし、当日の朝は70%まで上がり、テストでは見事9割得点できました。
以上でした🍀単語に関してはそのうち番外編や小学生編も書いてみたいと思っています。
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お読みいただきありがとうございます。