英単語:1週間に100単語覚えられます! 中級編

最終更新日

いかに1週間に100単語覚えるか?前回は初級編では

レベル0: 単語を一覧表にして覚える
レベル1: 品詞分けして覚える
レベル2: 日本語→英語で覚える

と書いてみました。↓

中級編では難易度の高い単語を攻略する方法を書いてみます。


レベル3 熟語、連語が覚えらない

さて問題です。「~を中止する」という意味のものはどれでしょう?

give up~
give in~
give out~
give off~
call at~
call for~
call off~
call on~
call out
call up~


はい、解答は call off でした!

簡単でしたでしょうか?難しいと思った方は多いのではないでしょうか。熟語や連語は文章中なら推測できますが、羅列されると混乱します。なので、そのような単語帳はお薦めしません。が、そんなわけにもいかない人には、


例文や短文(ミニマルフレーズ)ごと暗記する


熟語、連語は抽象的な単語と違って使う場面がはっきりしています。例文を覚えることで、使う場面のイメージもはっきりし、使い方も一緒に覚えられます。

ただ、よつばの場合はこれでも覚えません。

「例文は頭に浮かんでくるし、単語のイメージはつかめているのに日本語が出てこない!!」

と言います。そんなことある?(言語化能力の問題?)そんな人には最終手段。


語呂合わせやこじつけで覚える


例えば、「call off~:~を中止する」の場合は

コー(call)フ(ff)を中止する というように英単語と日本語を引っ付けて覚えさせます。(コーフって何だって聞かないで💦)。

…大丈夫です。無理やりな暗記法でもそのうちに定着してきます。とりあえず目の前の単語テストは「語呂合わせやこじつけ」で乗り切りましょう。


レベル4 スペルが覚えられない

英単語テストによってはスペルまで問われなかったりしますが、英検2級くらいまでの単語は書けた方がよいです。しかし

ローマ字とスペルが違い過ぎて覚えらんないよー

とスペル暗記になるとやる気が出なくなる人も多いです。そんな人には


フォニックス学習をしておく


スペル暗記に効果が高いのはフォニックスです。フォニックスとはスペルと発音の関係の法則を学ぶ学習法です。スペルと発音には規則があるのです。この学習を深めると最終的には発音だけでスペルが書けるようになるそうです。が、そこまで習得するには時間がかかるようです😢

しかし単にスペルのコツを覚えるだけなら中高生ならほんの数時間でマスターできます。漢字でいう「へん」や「つくり」を覚える感じです。

例えば、「play」

カタカナ英語ではプレイですね。フォニックスでは「pl」「ay」のパーツに分けて考えます。それぞれが発音の1単位になり「pl」「ay」をつなげて発音したものが「プレイ」というわけです。

他にも1文字「a」「i」から2文字「ch」「sh」「bl」「gl」「ar」「or」…といった様々ななパーツがあります。

実はこのフォニックスは学校でも教えています。それでもスペルの覚えが遅い子は多いでしょう。なぜならば、学校では単語の全てをフォッニクスに分けて考えるレベルまで教え込まれていないからです。

難しいことはありません。フォニックスのパーツを意識するだけでよいんです。発音をフォニックスに当てはめようと考えていくとスペルの候補が絞られてくるのです。

よつばには小学3年生頃から教えましたが、そのおかげかスペルの習得は漢字を覚えるよりも速いです。

こんな素晴らしいフォニックスですが、小学生ではなく中学1年生の授業で教えていたようです。…遅いですよね。今ではもっと早く教えているかもしれません。こちらが学校で配らていました↓

Active Phonics テキスト ペーパーバック – 松香 洋子 (著), 宮 清子 (著)

https://www.youtube.com/user/1979mpi

↓いい動画がありました!中高生向きフォニックス動画。

レベル5 デジャブ?似ている単語が覚えられない

 高校生レベルの英単語になってくると

「あれ?この単語前にも出てきたような…でも意味違うような…?」

と似たような単語とごちゃごちゃになってしまうことがあります。そういう人は


気になる単語はとことん調べる


「見たことがある気がする」をそのままにしないようにしましょう。しっかり調べ直して別の単語であることを確認することが大切です。

たとえばadaptとadopt。adoptは~を採用するadaptは~を適用させるという意味です。一緒に覚えておけば後々混乱しませんが、単語帳はバラバラ出てきます。

似たような単語をまとめて欲しい!と思う方にお勧めな本はこちら。


まとめて覚える 似たもの英単語 (駿台受験シリーズ) – 林 彰子 (著)


この本には混乱する似たような単語がまとめられています。他にも、

comparable  と  comparative

flush と flash

などが記載されています。読み物感覚で目を通しておくのもよさそうですね。


レベル6 また同じ意味?使い分けが分からないからモヤモヤする

似たような単語と同じくらい気になってくるのが日本語訳が同じ英単語。このような単語は

使い分けを調べてみる

例えば、「悲しみ」という英単語

sadness

sorrow

grief

lament

mourning

これらは少しずつ意味が違うのですが分かりますか?


同じ意味のように感じるのに、微妙にニュアンスが違っていたり、使い分けがある単語も多いです。だったらまとめて覚えたいのですが、英単語帳ではやはりバラバラと出てきます…。

もやもやした人には



まとめて覚える 似たもの英単語 (駿台受験シリーズ) – 林 彰子 (著)


前述と同じ本ですが、この本の前半には似たような意味の単語とその用例がコンパクトにまとめられています。他にも



英単語使い分けグラデーションマップ -平見 尚隆 (著)


こちらの本ではニュアンスや使い分けが学べます。

例えば「基本的な」を意味する単語

fundamental

essential

primary

basic

これらのニュアンスの違いは分かりますか?

また、重要であることを意味する単語

vital

crucial

critical

essential

significant

important

これらを重要度の高い順に並べられますか?

気になった方は本に記載されていますので、御覧になってみてください。しっかりと学んでおけばスピーキングやライティングなどのアウトプットに大いに役立ちそうです。






以上でした🍀お読みいただきありがとうございます(^^♪

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