中学数学・苦手克服までの努力-3〜文章問題ポイント編
前に書いた記事の続きです。
数学が苦手なよつばの指導のポイントその2です。文章問題の指導ポイントについて書いてみます
数学は暗記だ。解法を暗記すれば、文章問題も楽勝だ
とは聞きますが、数学が苦手な子に解法の暗記は無理です😓
だって文章問題は計算問題よりも遥かに多くのパターンがあるのです。暗記できるくらいなら数学が得意と言えるでしょう。
解法の暗記とは、高度な数学の問題でやることです。自力で解けないような難しい問題に出会い、解法を学び、
なるほど、こんな解き方もあるんだね。次は間違えないぞ。
と理解できる人だけが、暗記できるのです。それが出来ないから、数学が苦手なんです💦
では、どうすれば良いか?試行錯誤の上、辿り着いた方法は5段階です。
- 基礎理論は何度でも説明する
- 図の書き方は丁寧に教える
- 自分に考えさせる
- できるまで放っておく
- 解答の記述の仕方には厳しく指導する
1.基礎理論は何度でも説明する
数学や理科は理論が大切です。定義や定理は問題のベースとなることなので、そこが分かっていないと話になりません。
我が家ではtry itを利用してすることが多いです。特に理科はプロ頼みですがプロは違います❗️数学は理論をなんとなく…で誤魔化す先生も多いので私が補足することが多いです。
また、問題につまづいたら、再度try itをみせたり、教科書を読ませたり、理論は何度でも説明します。
2.図の書き方は丁寧に教える
解き方を丁寧に教えることはNGですが、図の書き方は手取り足取り教えます。
図は文章を頭に入れるための地図です。
一目瞭然を目指します。私は教えるプロではありませんので自己流ですが、図の書き方で大切にしていることは
その図でキチンと頭に入るのか?
です。何がどれくらいあるのかを明確にさせます。書きながら頭に入れていくのです。よくあるダメな図の書き方は数字だけを書いてしまうことです。
例えば食塩水の濃度の問題。何が何gか、区別できるように書くことが必要です。食塩水が100gなのか水が100gなのかでは計算が大きく違ってきます。そういう意識がない子が図を書くと、ビーカーの絵の上に何か分からないgが並んでいたりします。
よつばは図がきちんと書けるようになるとスタディサプリの食塩の応用問題も解けるようになっていました。
しかし、慣れてくると、また図を書かなくなります。数字だけ追ってなんとなく解こうとしているので見事に間違えてしまうのです。そんな時は、
図を書いてみてね
と言えば、勝手に間違いに気づきました。やはり図は命です。
3.自分に考えさせる
理論を正しく応用すること、それが問題を解くということです。理論がわかっていれば、解けるはずです。
分かんない、教えて。
と言われたら、教えていいのは、基本理論だけです。図が書けていないなら図の書き方は補助します。
速さや食塩水の濃度の問題では割合と方程式の立て方が理解できていれば式を立てられるはずです。割合の理解はなかなか難しいのですが、そこは必死に教えます。
4.できるまで放っておく
図が書ける
基本理論は頭に入っている
なら、解けると信じて待ちます。初めてはイライラしますが、20分でも1時間でも1日でも時間をかける価値はあります。自分の頭の中に出来上がった思考回路は一生ものです。
食塩水の問題もよつばは初めは全く手がつけられず、
分かんないー
と言ってました。しかし図は書けていたし、割合の理論は頭に入っていたはずなので、放置してみたら…
初めの10分くらいは、分からないとぶーぶー言っていたのが、突き放した20分後にみたら
解けていました😃
待つことも大事です。
3.解答の記述の仕方には厳しく指導する
まあまあ解けるようになったら、記述の仕方に口を出します。
正しい記述は自分を迷わせないために必要です。図と同じですね。
これまた私はプロではないので自己流ですが、今から何をしたいのか、どの数値を使うのかを明確にするように記述しています。
よつばの解答過程を見ると、ただの計算ノートです。なんの計算か不明、どこから出てきた数値なのか不明。それ故、数字を取り違えて正解に辿り着いていなかったり…
今の子は記述の仕方を教わってないような気がします。昔は式と解答でそれぞれ点数が貰えたし、途中の解答課程も先生に見られていました😓親がチェックするしかないのでしょうか??
次は、実践編を書いてみました↓🍀
お読みいただきありがとうございました。