高校受験:塾で成績が上がりにくい教科をランキングしてみた
中3娘は7月から通塾を始めました。
しかし
塾に通ってもなかなか成績が上がらない。
とはよく聞きます。そんな悩みによくある回答は
本人のやる気がないと上がらない。
というものです。確かに宿題をやってない、授業に集中していない、レベルがあっていない、など本人に問題がある場合はあります。しかし、実際に通塾させてみて、やる気を別としても成績が上がりやすい教科や指導はある、と感じました。
数か月ですが通塾してみて、成績が上がりにくいと思った教科(主要三科目)をランキングしてみました。ちなみに塾は集団の進学塾です。塾により違いはあるかと思いますのであくまでも個人的意見です。
1位: 成績が上がりにくい教科 英語
私が学生の頃に一番成績が上がった教科は英語でした。しかし通塾してみて一番上がらない教科は英語だと感じました。
難関私立向けの塾で下のクラスに在籍しているのですが、一番不得意な教科が英語という子が多いです。三年以上在籍している子でさえ英語の成績は良くありません。よつばの方が上だったりします。クラス分けのキーとなる教科が英語なのか?と思われるほどです。
塾でしっかりやっているはずなのになぜ?自分の頃と違っている点もあると思われます。
時代的な背景
自分の頃と違ってきている点を挙げてみます。
- 私立入試の英語レベルが高すぎる
- 個人間のレベル差が大きい
- 文法、語彙、リスニング、長文、自由英作文といろいろな種類に取り組まなければならない
どの項目も個人や塾でどうにかすることはできません。また、地域差もあるかもしれません。
昔は英語は最も成績を上げやすい教科でした。スタートが中1なので最大3年分の積み重ねしかないからです。
それが「より使える英語を」という時代の流れから難化し、リスニング、ライティングも加わり複雑になってしまいました。それを危機としてとらえ早期教育も活発になり、入学時点でのレベルの差は大きくなっています。かくいう我が家も入学時点で英検3級を保持していました。最近英検2級が取得できましたが、それでも足りないくらい高校入試は難易度が高いです。
本人側の問題点
また、下のクラスですので本人側の問題も大きいと思われます。
- 家庭でやるべきことが多い
- 小テストに真面目に取り組まない
英語は塾だけで完結しない教科です。コツコツと課題やテストに取り組み続けないと成績は上がりません。
塾の小テストの範囲はそこそこあるのでスケジュールを組んで毎日取り組む必要があります。前日少し勉強しただけでは歯が立ちません。
よつばは英検2級の勉強でそこそこ語彙力があるのですが、それでも毎日コツコツ勉強しないと満点は取れません。しかもスケジュール管理は母がしていますし…💦
2位: 上がらないこともない教科 国語
国語は他人よりも秀でるのは難しいですが、個人の能力は通塾で上がります。
理由は
- 演習量が多い
- スピード力がつく
- 語彙や文法の復習ができる
スピード力をつけるには塾はうってつけです。ただ塾に行かなくても取れる子は取れます。それでも国語力の低い子は塾に行かないよりは行った方が良いです。
そもそも通塾なしの場合、最も勉強しない教科は国語ではないでしょうか。その理由は
- 何をすれば良いのか分からない
- 自己採点しにくい
からです。それらの問題点を塾は解決してくれます。
3位: 上がると思われる教科 数学
数学が3位ということは逆に言えば、主要3教科でもっとも成績が上がりやすい教科だということになります。
その理由は
- 演習量が増える
- 塾のテキストがすばらしい: 市販の問題集では物足りない
- 図形問題が深ぼりできる
演習量が増える
演習量を増やせることは基礎力の定着には最も大切なことです。通塾するようになって取り組む問題量には母も驚くばかりです。
こんなに課題があるの??
と日々思います。自ら取り組むことが無い限り、親側から強いることはとてもできない、と思いました。
塾のテキストがすばらしい
また、テキスト重視で選んだ塾だけあり、とても効果的に演習できています。
「塾はテキストで選びましょう。」
と佐藤亮子さんも言われていたのですが、そもそも素人にテキストの良さなんか分かるのかな~と思っていました。
はい、実際テキストの良し悪しの判断は分かりません。季節講習に通わせてみてやっと分かった感じです。それも
他塾と比べて楽しく進められるな~。
という程度でした。しかし数か月通わせて本当にすごいということが分かってきました。レイアウト、問題の内容、並びなど、サクサク取り組みたいテキストで、始めは苦戦しつつもいつの間にかスラスラ解けるようになっているのです。
図形問題が深ぼりできる
図形問題は入試の要です。しかし
入試問題のような図形問題は教科書に掲載されているのでしょうか?
これが全くというほどみかけません。証明くらいです。
しかし正答率の低い問題のほとんどに図形問題が絡んでいます。なぜ正答率が低いのか?学校では図形の性質を教わるだけで、深掘りしないからです。つまり
教科書の知識を使って自分で考えてくださいね~
ということです。しかし試験時間は短いのです。初見問題をほんの数分で解ける子なんてそんなにいません。これをスラスラ解ける子は天才か塾で鍛錬している子なのです。
実際に通塾してみて図形問題の演習の多さに驚きました。問題のバリエーションも多く、初見問題をつぶしていきます。
見たことある、解き方はあれだ!
と自信をもって解けるから短い試験時間でも手数の多い図形問題が解けるようになるのです。そしてそれは大して数学的センスのない子でもできるようになるということも!
とまだ結果は出ていませんが。
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以上でした🍀読んで下さりありがとうございます。