高校受験:中3「偏差値が上がりません!!」理由を今更考えてみた。

最終更新日

塾に行っても成績は上がらないとはよく聞きますが、実際に塾に行っても全く偏差値が上がらないという状況に陥りました。

どんな風に上がらないかというと…


グラフは「公立型模試」の主要3科目と5科目の偏差値の推移です。グレーのラインは当初の志望校の目安偏差値です。目安偏差値を0として変動を±で表しています。

悲しいことに御覧の通り5科の偏差値は1mmも動きませんでした。

今更ですが偏差値が上がらなかった理由について考察してみます。



「国語」丸投げしたら下がり続けました

国語は気が付いたら手遅れになっていました。

9~12月は塾以外の勉強していませんでした。といっても放置していたというわけではなく、塾の講師にやるべきことはないかの確認はしていました。そのときは

「とりあえず、私立の過去問をやってください」

と言われただけでした。

11月の模試はたまたま悪いだけ、と楽観的でいたのですが、12月になって塾内模試までもが過去最低を更新し、

えええー、信頼して任せていたのに…

このままじゃまずいと気づきました。もう塾に丸投げしていては危険であると判断し母がよつばの成績の分析してみました。具体的には徹底的に模試のよつばの答案を見直し、間違えた理由を突き止めていきました。

そこで判明したことは

  • 古典は文法を無視して勘で解いている
  • 現代文は正答率の高い問題を間違えている
  • 今までになかった長文の記述が出てきて対応できなかった

ということでした。

古典は一緒に精読していくことで読み方を矯正していきました。その甲斐あってかなりまともになりました。

現代文は本人になぜその解答になったのかをよつばに確認していきました。そこで分かったのは最初は正答の選択肢を選んでいたのに自信がなくて変えてしまっていたということでした。

また、英語の長文のように速読しすぎることで問題文をしっかり読んでいなかったことも判明しました。

長文の記述は塾に添削で対策していだけることになりました。本来なら塾でも過去問の宿題が出ていたので、それをしっかりやっていれば記述対策になっているはずでした。しかし時間制限を守るようにと言われたことをいいことに面倒な記述問題は白紙で乗り切っていたのです。気づいたときには遅かったんですよね。

また、塾で扱う国語の過去問が難しすぎるのも問題でした。国語はとくに難関私立でなくても難しいのです。私が読んでもよく分からない文章も度々あり…。国語は背伸びしすぎたとも思います。



「数学」問題を舐めていたら上がりませんでした

公立型模試や実力テストで振るわなかったのは作図と証明でした。

塾では私立対策が中心だったので作図と証明の対策が手薄になっていました。それでも公立だしそれほど対策しなくても大丈夫と思っていたらやばいことになりました。

12月に大幅に偏差値が下がったのです。

作図と証明は配点も高く10点以上稼げます。どちらも正解できるようになれば偏差値も目標値まで行くのではないかと甘く考えていました。しかし、実際には月を追うごとに難易度も受験者のレベルもぐっと高くなつてしまったのです。これは想定外でした。

しっかりと偏差値目標を定めて、早めに苦手対策をしておくべきでした。

12月にテコ入れし始めましたが、それも甘かったようで1月のテストでは成果は出ませんでした。

実際の入試にはなんとか間に合って作図と証明は満点が採れていました。(それでも良くもない点数でしたが。)



「理社」プロのアドバイスを無視していたら上がりませんでした

指導者の言うことを素直に聞くことが上達の近道

とはよく聞きます。これには全く同感です。理社のイマイチな入試結果はまさにこの指導者のいうことを素直に聞かなかった結果でした。

塾のアドバイスは

  • おすすめの塾独自テキストをやる
  • しっかり反復する

でしたが、よつばは理科に関しては独自テキストが難しく感じるということで「完全拒否」でした。私が見たところはよくまとめられていると感心したのですが、まだ原理がしっかり分かってなかったため難しく感じたのかもしれません。

社会は取り掛かりが遅く、しかも反復が足りていませんでした。

理科は12月で低下に転じ、そのまま本番の入試でも二番手校でもイマイチすぎる成績でした。

社会はゆっくり上昇はしていますが、目標偏差値を越していません。上位高校を受験する子は社会は採れて当たり前なのに本番でもイマイチな点数でした。


勉強時間なくして逆転合格はあり得ない

よつばは通塾して飛躍的に学習時間は増えました。平日は4.5時間、土日7時間(塾含む)くらいは受験勉強に費やしていました。

しかし、成績を上げるにはまだまだ時間が足りなかったと思われます。理社においてイマイチな成績だったことからもまだまだ伸びしろもありました。

秋からの追い込み期間を経験して、ある結論に達しました。それは

偏差値が上がる勉強時間 週45時間以上(平日5時間 土日 10時間目安)

偏差値が維持できる勉強時間 週35時間以上(平日4時間 土日7時間目安)

偏差値が下がる勉強時間 上記未満

※塾を含みます。

よつばを観察しての結論です。(我が子のみの統計です)

高校に入ってからも似たようなものです。試験期間中の勉強時間が平日4時間、土日7時間以上はないとクラスの半分以上には入れません。(経験談)

↓みんなもっと勉強している?!



「英語」指導のおかげで上がりました

唯一理想的だったのはやはりこの教科。

英語です。

偏差値70には一度も達しませんでしたが、本番の入試は満点に近かったので偏差値70のレベルには達していたと思われます。まさに理想的な上昇でした。

どうして理想的となったのか?

それは

  • もともとできる科目
  • 塾が模試の分析をしてくれた
  • 塾が十分な学習量を指導してくれた

塾のおかげでした。講師がよつばの弱点を分析、それを補強してくれたからです。また過去問の解答の出来具合をみて適切な学習量を提案してくれました。(他の教科もそうして欲しかった)

英語の添削量が一番多かったです。

「まだ、完璧ではないようなのでもう少しやってください。」

と次々に課題を提示され、えー、まだやるの?という感じで、入試数日前にやっと

「もう、これくらいやったら大丈夫です。」

とお墨付きをいただきました。結果、その講師のお言葉通り、最高のパフォーマンスを出すことができました。

そんな講師がいたら、どの子も英語は完璧?

と思いきや、講師の熱血指導について行けず課題をやり切らない子が多数でした。(下のクラスだから?)神講師も生徒次第なのでしょうか?そこが塾の難しいところです。





結局、どうやったら偏差値は上がるのでしょうか。考察してみましたが、実際のところは分かりません。ただ秋からの偏差値は上がりにくいということは確実です。

結局は勉強量が鍵なのではないでしょうか?

と私は思います。

以上、お読みいただきありがとうございました🍀ご参考になれば幸いです。

こんなよつばの進学先はこのレベル↓

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