Gerald and Piggieシリーズ(1)〜英検4級レベルの英語絵本
英検4級レベルの勉強をするにあたって役に立ったのが英語絵本です。娘が小4の頃でした。当時は中学2年生の英語の教科書を持ってなかったために文法をどう教えるか悩みました。文法を教えることは簡単ですが身につかないのです。
楽しい文章で覚えられたならなぁ、と絵本をYouTubeで探しました。しかし昔やっていたBe-Go Globalも含め、結構難しい英単語や文法がバンバン出てくるのです。
読めるレベルの絵本を探すのが難しい
ということを知りました。特に4級レベルの文法を理解できる絵本にまでターゲットを絞ってみるとなかなかありません。そんな中でやっとこさ、探し出したのが
Mo WillmsのゾウのGeraldとコブタのPiggieのお話シリーズです。
メガネを掛けていて常識的なゾウのGeraldと、前向きでかわいらしいコブタのPiggieは大親友です。二人の掛け合いにほっこりしたり、トラブルにドキドキしたり、友情に涙したり…大人でもハマってしまうシリーズです。
作者のMo Willems モー・ウィレムズさんはかの有名なセサミストリートのアニメーションや脚本を手掛けていた人だそうです。セサミストリートは私も小学生の頃に良く見ていました。その中のショートコントのようなアニメーションは大好きでした。絵本でありながらテンポのよい展開と無駄のない会話はそこから来ていたんですね。
いくつかを紹介してみます。
There Is a Bird on Your Head
There is 〜、There are〜
文法のポイント
- There isとThere areの使い分け
- There is not〜否定文
- Is there 〜?
There is;〜があります、の文法定着にぴったりな絵本です。複数形のThere are も登場します。どんな時にisを使うのか、areを使うのかを絵本で楽しみながら理解することができます。
絵本の良いところは同じ文法が主語を変えて何度でも出てくるところです。
また、ストーリーも素晴らしいです。頭の上に鳥の巣を作られて怒り気味のGeraldですが、Piggieに嫌ならちゃんと鳥さんに伝えるべきだよ、と促されます。はっきりと気持ちを伝えることにしたGerald の運命は…?
大人でもよくありますよね、なんか理不尽だと思いながらも、察してよと思いながらもハッキリと言えない…。「ちゃんと気持ちを伝えるべきだよ」とのPiggieの言葉にはっとさせられました。(オチもあるのですが😅)
Today I Will Fly
助動詞 Will
文法のポイント
- I will;1人称
- You will; 2人称
- She will; 3人称
- Will you〜;疑問文
- You will not〜;否定文
この一冊でwillの全てが理解できる、という内容です。一般動詞を学んでから助動詞を学ぶかと思いますが、文法の作りは全く異なります。助動詞は活用がなく主語を選ばないし、助動詞の後に来る動詞は原型になります。娘にはなかなか頭に入らず苦労しました💦
絵本で文法が頭に入ることも無かったかもしれませんが、このストーリーは娘もよく覚えていて大好きです。
「今日は空を飛ぶよ」と意気込むPiggieに「今日も明日も明後日になっても空を飛べないよ」と現実的なGerald 。あまりにも前向きなPiggie に「誰かに手伝ってもらえば」と言い捨てて去ってしまう。ラストは一人では出来ないことも誰かとなら出来るかも、前向きになれます🍀
I Am Going!
近い未来を表す be 〜ing, be going to
文法のポイント
- 現在進行形 be 〜ing 近い未来を表す
- 助動詞 will
- 助動詞 can
- 助動詞 must
語数の少ない絵本です。goという1つの動詞に助動詞やingを加えることで、さまざまな表現ができることが学べます。canやmust、willのニュアンスの違いも分かりやすいかな、と思います。
楽しい二人の団らんの後、「行くよ」とPiggie が去ろうとします。必死に止めに入るGerald 。二人の友情はどうなるのでしょうか?
YouTubeでは女の子の朗読をリンクに貼りました。かなり前からある動画ですが、女の子の迫真の演技が可愛らしく、PiggieとGerald の世界観にぴったりです。
このシリーズはAmazonで在庫があれば比較的安く入手できます。1,000円くらいでしょうか。どのストーリーも大好きなので全て集めたかったのですが、資金が足りず…😵
英語絵本の世界を少しずつ紹介したいと思います。
Gerald and Piggieシリーズ(2)はこちら↓🍀