高校受験:「めざせ上位高校!」危険かもしれない?塾選び
とにかく上位高校に行かせたい=塾と考えてしまいますが、塾選びの正解は人によって異なります。はっきりいって自力で結果を出せる子はどんな塾に行こうが結果を出すわけで…
問題は「やればできる子」の塾選びです。クラスで上位15%~30%くらいの子でしょうか。指導やカリキュラムで大きく結果が違ってくるので戦略次第でもありますが、「危険な選択」をしてしまうと効果がでなかったりします。
以下、危険な塾選びについて書いてみます。
教室長や講師の魅力で選んでしまう
教室長が実質経営者である個人塾やフランチャイズ制の塾では教室長が指導力やカリスマ性があるのは当然です。
が、そうでない場合、つまり大手塾の場合は、教室長で選んでしまうと危険性もあります。
それは大手の塾は異動があるからです。
そのようなリスクを避けるために本校とか基幹校とかを選ぶという技もあるようです。本校とか基幹校は数ある塾校舎の中でも特に力を入れている校舎なので良い人材を配置する傾向にあります。
そうはいっても、遠くまで通塾できないし、上のクラスしかよい講師を配置しないので、やはり講師目当ては難しいと思います。
校舎長や講師ではなく、カリキュラムとテキストで判断した方が外れがないです。佐藤亮子さんの著書にもありましたね。
実際そうしてみて良かったと感じています。苦手な図形問題が攻略できたのはまさに「テキスト」のおかげでした。はっきりいって入塾時の電話対応は頼りない感じでしたが、他の塾では合格できなかったのではと感じています。
志望校がないのに入塾させる
とりあえず塾に入れたら、やる気になるかも?
とりあえず塾に入れても塾がやる気を与えるのは難しいです。成績が上がれば誰しもやる気になります。が、上位を狙う高校受験はそんなに甘くありません。相当な努力がないと成績は上がらないからです。特にレベルの高い塾では周りがハイレベルなので自信を失ってしまう危険性もあります。
よつばの通っていた塾では下のクラスにいたのですが、まあ皆さん、志望校が決まらなかったようです。やる気にさえなれば能力のある子がほとんどだったのですが、最後まで行きたい高校がはっきりせず、初戦の安全校が受かったらそのまま塾に来なくなり
え?そこで辞めるの?
というところで塾生活を終えました。いろいろと疲れていたのだと思います…
とりあえず大手進学塾という思考
親世代は「塾に入れたら塾が良い結果を導いてくれる」という、親の出る幕は一切ない時代でした。そんな時代に成功体験を持っている親が陥りがちなのがこれ
とりあえず大手進学塾
という思考。大手進学塾とは「難関校への進学者数が多い大手の進学塾」ですが、そのような塾は人を選びます。
塾の課題に追われて学校の成績がおろそかになってしまっても
いや、この地域は評定がとりにくいんだ。偏差値さえ上がれば問題ない。
と強気でいると、公立も私立も2番手にも及ばないということになります。
なぜ大手進学塾で結果が出ないのか?
- 昔よりも入試問題が難しくなっている→塾のテクニックが通用しない問題が増えた
- 昔よりも評定がとりにくい地域が多い→塾は助けてくれない
- 高速カリキュラムと演習量が半端ない→ついていけない子が多い
つまり、テクニックが通用しないから塾は演習量でカバーする傾向が強くなっています。また難関校に対応できる塾は学校の成績をサポートする時間なんて取れません。
たまに学校の成績をサポートとしてくれる大手塾もありますので、とりあえず塾に入れるならばそのような塾がオススメです。ちょうどよい結果を出してくれます。
小学生から難関塾は有利か?
小学生から難関高校を狙うコースを設ける塾も多くあります。
あの難関塾に小学生から入れば公立トップは楽勝よね♪
と考えているなら…そうでもないです。
順調に難関私立公立に受かった子もいるでしょう。が、そうでない子もいるわけで…。
よつばの通っていた塾でも、小学生のクラスが設けられていました。しかし英語の授業は進度が遅く、小6で英検3級レベルのよつばの方がレベルは高かったと思います。
個人的には英語は集団授業は難しい教科だと思っているので、塾だけに任せていてはアウトプット不足になると思います。
数学は苦手な子は導入には良いと思います。よつばも入れたかったくらいです。
それでも、メインの入塾時期は中1なのでカリキュラムはまだ回っていません。中1からの入塾者を足踏みしながら待っているのでそんなに有利にはならないかと思います。しかし、拘束時間も少ないので塾慣らしにはいいのかなと思います。
以上でした🍀お読みいただきありがとうございました。
↓いい本だなと思ったらZ会の橋野先生のものでした!