高校受験: 上位高校向け塾の選び方〜チェックポイントを書いてみた
またまた塾の記事ですが、まだまだ書き足らず…。ちょうど塾選びを始める時期でもあるのでまだまだ踏み込んで書いていきます。
今回は実際に塾のどんなところをチェックしたらいいのかを書き出してみました。
- 塾のリサーチは小4から
- 塾のカリキュラムをチェック
- 定期テスト対策の有無をチェック
- 数学は予習型か復習型かをチェック
- 塾の授業時間=拘束時間をチェック
- 料金は月頭だけでなくオプション講座も含めてチェック
※上位高校向けの集団塾で考えています。
1. 塾のリサーチは小4から
高校受験はまだまだだから中学入学時に考えればいっかな〜
とお考えのあなた!甘いです。
塾のチェックは小4から始めましょう。何故ならば高校受験は小5から始まっているのです!小5から高校受験用のコースが設定されている塾もあります。お金も時間も負担なく通塾できるのはメリットです。
お金も掛かるし、当分塾に行かせる気はないからまだ考えられないわ。
とおっしゃる方、甘いです!
塾のリサーチは塾に行くためにするのではありません。ライバルを調査するためなのです。
塾に通わない=勉強しなくてよい
ではないのです。
特に上位高校を狙っているならば遅れを取らないよう通信教育や自学で先取りは必要です。塾に行かないならば自由な時間はたくさんありますので英検や漢検に挑戦したりとやれることはたくさんあります。
2. 塾のカリキュラムをチェック
塾のカリキュラムは塾により、またコースによっても異なってきますのでしっかり確認しておきましょう。特に英語、数学の進度に注目してください。
進度は速い方が良いですが、上のクラスのみ速いという塾もあるのでそこまでチェックしましょう。
数学が苦手だと進度が速いことに不安に思うかもしれませんが、初めは基礎だけで徐々に難易度を上げて何周もする方が定着が図れます。だからといって
付いて行けなくなるから早く入塾させなきゃ!
と焦ることはないです。特に難関校向きの塾には学校の成績が上位20%以内に入らない内に入塾するのは危険です。何よりもまずは学校の成績を安定させることが大切です。
3. 定期テスト対策の有無をチェック
進学塾でも定期テスト対策をする塾としない塾があります。定期テスト対策は学校により日程が異なるまたカリキュラムが止まってしまうので超難関校を狙う塾はやりたがりません。
しかし、先ほどの項目にも書きましたが、塾よりも学校の成績がものを言うのが高校受験です。なので上位高校を狙っていても校内で上位20%に入れないならば定期テスト対策をしてくれる塾に入りましょう。(もちろん自学でも進研ゼミでもいいですが)
内申点なんかなくても偏差値さえあればなんとかなる!
と定期テストをおろそかにしない方が良いです。よつばは私立向けの塾に通っていましたがの塾仲間にはオール4もない子がたくさんいて驚いたそうです。そしてその内申点の低い子の半分は
別にこの塾に来る必要なかったんじゃない?
という受験結果でした。レベルの高い塾では学校の成績も塾の成績も中途半端になりがちなので要注意です。
二番手校の子は定期テスト対策をしてくれる塾出身者が多かったですが、進度も若干のんびりしているのか伸びしろ大な子が多いようです…。
4. 数学は予習型か復習型かをチェック
数学の指導法には大きく2つ、予習型と復習型があります。
予習型とは予め宿題として解いた問題を授業で解説をしていくというものです。
復習型とはまずは授業で解き方のいろいろなパターンを解説した後に、宿題として更なる演習を課し定着を図るものです。
個人的には数学は復習型の指導をオススメします。わたしの経験からですが、予習型は予習に無駄に時間がかかってしまう上に、解き方の基礎が身に付くかは講師の質に左右されます。
とある進学塾では上のクラスは予習型、下のクラスは復習型と分けていました。パンフレットにはそこまで書かれていない場合もあるので、電話などの問い合わせ時に聞いてみるといいですね。
5. 塾の授業時間=拘束時間をチェック
塾の授業時間=拘束時間はさまざまです。しっかり確認して我が子に耐えられるか確認しておくことをおススメします。
授業時間って塾によってそんなに違うもの?
はい、違うんです。難関高校に強い塾「サピックス」、「早稲田アカデミー」で比べてみますと、
中2の冬季講習(HP参照)
サピックス 6日間 拘束時間 約3時間
早稲アカ 8日間 拘束時間 約5時間
なんとその差22時間。この時間をどうとるかは人によりますが、私としては5時間も拘束されると休暇の気分は吹っ飛びますよね。やらされている感が強くなると思いますし、塾から帰って復習なんかしないでしょう。
え?甘い??
いやー、私が中学生だったら無理だと思うので、わが子にも拘束時間の長い塾は避けました。
難しいところですが、お子さんの様子をみて体力的に無理そうに思ったなら、オプションは入れないとか考えた方がよいと思います。まだ中学生なので今、燃え尽きられても困ります。
長期間の通塾生活が負担になり過ぎないように考えることも大切かなと思います。
6. 料金は月頭だけでなくオプション講座も含めてチェック
通塾費用は月謝のみではありません。月謝の他にオプションやテキスト代が別途かかったり、事務費などの謎の費用が上乗せられる塾もあるのです。
キチンとその塾の資料を取り寄せてトータルを計算してください。ちなみにHPの比較サイトも当てになりませんので必ずご自身で計算してみてください。
えー、ただのリサーチなのに面倒くさいわ。
という方、ざっくり首都圏の通塾費をお教えしましょう。上位高校向けの塾です。
中1 35~60万
中2 60~80万
中3 80~120万
こんな感じです。ざっくりと中1からの入塾で250万、中2からの入塾で200万、中3からの入塾で100万と考えてくださ
キャー聞きたくない~高いのは大手くらいじゃないの?
結局は大手か小規模かに関わらず実績の似たような塾は似たような費用になります。だからできるだけ節約するためには早めのリサーチが必要なんです。
以上でした🍀お読みいただきありがとうございました。