親はどのくらい大学受験に関わるべき?

最終更新日

親はどのくらい受験に関わるべきか?

このテーマは本当に難しい問題です。答えは一つではありませんが、大学受験を経験して私はある考えに辿り着きました。

「トップ層でないならば、サポートはあった方がよい」



高校受験を終えたばかりの親御さんは

「高校受験はそこそこかかわったけど、大学受験こそ本人に任せたいわ」

という方や、

「高校受験は本人任せで上手くいったし、大学受験もそうするつもりよ」

と大学受験は関わるつもりはない方は多いのではないでしょうか?

娘の高校の親御さんは圧倒的に大学受験は「本人に任せます」派が多数でした。

…我が家とは逆ですよね…。

ある意味理想的な形ではありますが、結果は(私が知る限りでは)二極分化していました。「本人に任せます」で結果が良かった子と、イマイチだった子の進学先の差が激しかったのです。

まず、ここでいう「結果が良かった子」というのは偏差値60を超える難関大学に合格した子です。通塾のタイミングまで本人任せの方や、通塾だけは高1からさせていた方もいました。でも考えてみてください。難関大学に合格できるような子は、偏差値上位から受ければいいのですから、大学選定のアドバイスは必要ないですし、塾は上位層の過去データは大量に持っているので、塾にお任せで成り立つのです。

一方、結果がイマイチというのも失礼かもしれませんが、「第一志望から考えてもっと上に行けたんじゃないの?」という子は、塾からのサポートも薄かったのかなという印象でした。これは我が家も経験しましたが、塾のデータに当てはまる層の子でないと塾のアドバイスで成功するのは難しいです。そうなると頼れるのは親なのですが、親ができることは、

「併願校の選定」です。

結果がイマイチな子は第一志望の「挑戦校」と「安全校」の中間の受験校が少なかったのではないかと思ったからです。

特に難関国立大を落ちた理系の子の進学先が衝撃的でした。第一志望とのレベル差が大きく、知名度だけは高いのです。偏差値が全てとは思いませんが、理系で有名な大学ではなく文系学部で有名な大学だったり…。

おそらく親は、子どもが選んできた併願先を

「有名大学だからいいんじゃない?」

と納得していたのでしょう。けれど、子どもはその併願先に行くことになろうとは微塵も思っていないのです。

実際に進学してみて、

「こんなはずじゃなかった」

と思うのは勿体ないです。大学は高い買い物です。後悔しないためには、第一志望の「挑戦校」と「安全校」との間の「適正校」を多く選定することが大事です。

しかし、大学をあまり知らない親御さんは多いです。例えば、偏差値50-55レベルの大学はそれほど規模も大きくなく知名度は低めです。しかし、実際は社会的評価も高く、満足度も高かったりします。



さて、大学受験の話を中心に書きましたが、高校受験も同じではないでしょうか?その塾のカリキュラムにしっかりついていけている「優秀層」は併願校も塾の用意する「受験王道パターン」で間に合いますし、塾お任せで上手くいきます。親御さんは親のサポートなんか全く必要ないと感じているのではないでしょうか。

しかし、そんな優秀なお子さんをお持ちの親御さんも、高校では違うかもしれません。

「ちょっとうちの子、大学受験やばいかも」

と思ったら、受験校選定のサポートをぜひ、してあげてください。



お読みいただきありがとうございました🍀

シェアする