親塾は過干渉?自主的な学びを考えてみた

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先日のEテレ ウワサの保護者会のお題は「過干渉 やめたいけれど…」でした。とっても気になるテーマです。特に塾なしの場合、塾ありのお宅よりも親がサポートしなきゃ、という気持ちは強いわけで…でも、そもそも

親が子どもの学習をサポートするのは過干渉なの?

一概に過干渉とは言い切れないでしょうが、やりようによっては自立を妨げる可能性は大いにあります。

私が子どもの勉強を見るようになった経緯

私自身は昭和生まれで(って親世代は皆様そうでしょうが)小学生の頃はほぼ放置。中受する子は塾任せ、そんな家庭が多かったように思います。中学生になれば、参観日や合唱コンクールに来る親はほとんどおらず、無関心ということではないでしょうが、いい距離間を保っていたように思います。

たまに困っている教科があれば教えてもらいました。それが英語だったのですが、be動詞、発音記号と初期の頃だけですが、基本から教わることができて成績がぐっと上がった記憶があります。

自分が親になってからは、困っていたら助けてあげよう、くらいの気持ちでいました。

…最初は

というのも、よつばが小1の時点であいうえおの練習から口を出したくなりました。抵抗はありました。自分の小学生の頃は親に宿題を見てもらった記憶はゼロです。しかし、娘の字があまりにもいびつで…。書道教室に通わせる余裕はないし…。

そもそも他人に教わるのは過干渉ではないけど、親が教えると過干渉なのか?外注はO.K.で自前がダメってそんなのおかしくない?不経済だし。

と、いう思いから、書き取りの宿題を干渉することに踏み切りしまた。上手な字を書けば、となりに花丸を入れてあげ、うまく書けない字は角度などを助言してあげました。ずっと続いたわけではありませんが、数か月は見てあげました。

  • すべての学習をコントロールしていない
  • 一定期間だけである

といった理由から過干渉ではないのかな、と思います。

しかし、娘は今や中学生です。過干渉にならないような親ルールが必要ではないか?考えてみることにしました。

定期テストはどこまで管理する?

もともと管理が下手な私は管理しきれずに、定期テストの結果は芳しくありません。そもそも私自身が定期テストは苦手でしたのでどこまで勉強させれば450点が取れるのかが分かりません😅ただ、回数を重ねていると本人の要領はよくなってきたようです。パチパチ👏

中2現在の定期テストの親の干渉項目は

  • 勉強に飽きていたら、課題を与える(隣で見張る)
  • 暗記科目を手伝う
  • 苦手科目は隣で見てあげる

と、結構甘々です。高校生になってもこれでは恥ずかしいですよね。ちょっとずつサポートを減らして

  • 勉強計画は任せる
  • 最終的には一人で完結させるようにする

を心掛けていこうと思います。

親塾いつまで?

親が子どもに教えるということはあまり奨励されていません。むしろ素人が教えることは害だと言われてしまったり…そもそも学習面での過干渉ってどんなことでしょうか。

  • 勉強を強制させる
  • 学習スケジュールを組んであげる

とかでしょうか。

では、自立した学習とは

  1. 分からないことがあれば自分で調べ理解する
  2. 自ら課題を設定する
  3. 目標に向かって計画を立てる

ということでしょうか。なんだか学校の目標みたいになりましたね。でも、これをみて疑問が…

塾は自立した学習に入るのでしょうか?

私が考える塾のメリットは強制力がある受験相談できるライバルがいる洗練されたカリキュラムですが、

  • 強制力がある→やらされている
  • 受験相談できる→自分で考えない
  • 洗練されたカリキュラム→自分で計画できない

ライバルがいる以外は自立とは程遠いです。自立した学習とは難しいなあと思います。現に私も学生時代は塾に頼りっぱなしで、社会人になったときに勉強の仕方が分からずに困りました。塾ありだろうが、塾なしだろうが自立した学習を確立できることは素晴らしいことだと思います。そのためには

  • 自力で解答にたどり着ける力をつける
  • 目標達成に向けたスケジュールを立てることができる

ということが大切ではないでしょうか。

自力で解答にたどり着ける力をつける

こどもに自ら学ぶ姿勢を持ってほしい。そのためには親や塾主導の学習ではだめでしょう。もちろん、的確な指導のおかげで苦手科目が克服できることはあるので他人に教わることが悪だとは言えません。自ら調べて理解するには限界があります。

しかし、自立を促す指導法はあると思います。それは分からないことを分かりやすく説明することではなく、教科書を読みこなす力や自力で解答にたどり着ける力をつける指導です。

例えば国語の読解指導はまさにそれではないでしょうか。自ら解答にたどり着ける指導でないと成績は上がりません。出るところを丸暗記なんて出来ないのですから。しかし、そのような指導は難しいです。だから国語力を伸ばすのは難しいのかな、と思います。

親塾もそのような丸暗記やテクニックではない自力で解答にたどり着ける力をつける指導を心掛けていきたいです。

目標達成に向けたスケジュールを立てることができる

自ら課題を見つけ最終目標までのスケジュールを立てることも自主・自立には欠かせません。やらされているのではなく、目標に向けて一つずつ課題を克服していく..なんかスポーツ選手のようですが、最近のスポーツ選手も練習メニューを自分で考えたりしていると聞きます。それと同じ。

指導側は課題をただ与えるのではなく、自分で課題を設定できるような助言に徹するのが理想ではないでしょうか。ということでMicrosoft のTo Do Listのアプリをよつばの使うパッドにインストールしてみました。毎日の勉強に英単語、漢字をひとまず入れましたが、だんだんと自分で計画を立ててくれればな、と思います。

かくいう、私はいつも計画倒れ。わたしもTo Do Listを使ってデキル人になれるように頑張ります。

志望校はどこまで干渉する?

これが一番、干渉していまいそうな項目ですよね…。併願私立なら子どもに任せられるのですが、公立高校に関しては持ち偏差値よりもあまりにも低い高校を受けたいと言われると

「あなたの人生なんだから、あなたが行きたいところを受けなさい」

と、気持ちよく言える自信はありません。5校から1択くらいなら言えるかな…

「A高校、B高校、C高校、D高校、E高校のうち、どれを選んでもいいよ。」

くらいなら。幸い、居住地は人口が多いので似たような偏差値の高校がたくさんあります。

ただ中2の現段階ではどんな学校に興味を持っても、口出しはしないおこうと思っています。先日も下のレベルの高校を

「〇〇高校の制服かわいいね、駅から近いし、いいね。」

と言っていましたが、

「もっとレベル高いところを目指しなさい。」

とは言わずにこらえました。そのうち考えは変わるだろうし…。変わらなかったからその時、考えることにします。理想は自ら結論を出すことだからです😊

その干渉やめようよ…

ウワサの保護者会「将来の夢」の放送も見ました。証明の夢を応援したいから、子どもの夢を一生懸命聞き出そうとする親御さんたち。親が子どものために必死になるなんて時代が変わったのかなぁという思いと、とかなんとか言ってどうせ親が安心できる職業に就かせたいだけでしょ、という思いが交差してしまいます。

というのもおばあちゃん(私の母)は、

「よつばちゃん、将来は公務員とか看護師がいいんじゃない?」

と言ってきます。

…余計なお世話です。そんな人に限って夢を実現させたわけでもなく…

基本、私は子どもに将来の夢は聞きません。言いたかったら、自ら言うでしょう。協力して欲しいことがあれば、子どもからお願いするでしょう。

大切なのは周りの大人が自分の職業や人生に誇りを持って楽しそうにしていることではないでしょうか。親としては子どもの生きるヒントになれれば大成功かな、と。

あなたは過干渉?

過干渉 危険度チェックシートなるものがありましたのでやってみました。項目は下記の五つです。

  1. わが子は年齢のわりに幼い方だと思う
  2. 塾や習い事はすべて親が決めている
  3. 子どもの考えや行動をすべて把握している
  4. 子どもが悩んでいると、子ども以上に悩み落ち込む
  5. 「あなたのため」と言うことがある

なぜこれが過干渉?と思われる方はNHKのホームページをのぞいてみてください。https://www.nhk.or.jp/hogosya/bnum23.html

ちなみに私はほぼゼロです。強いて言えば2の塾や習い事はすべて親が決めているでしょうか。本人の希望が全くないので…仕方なく…(苦しい言い訳)

以上、でした🍀

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