内申点=成績評定と観点の謎を探ってみた
公立中学校で避けて通れないのが内申点との闘いではないでしょうか。
技術科目はフェアじゃないとか、テストでトップなのにどうして5じゃないの?とか悩みは人によりさまざまです。
私も評価に関しては?と思う一人です。特に観点の意味が分からない!
観点について探ってみました。
学力の3要素
内申点=評定の出し方には文部省の学習指導要領が大きく関係しています。指導要領では学力の3要素を育成することを目標としています。
学力の3要素とは
- 基礎的な知識・技能
- 知識・技能を活用し、自ら考え、判断し、表現する力
- 学習に取り組む意欲
ここから評定の基準となる観点、「関心・意欲・態度」,「思考・判断・表現」,「技能」及び「知識・理解」ができました。
しかし、この観点が意味分からないことないですか?
観点の補足ポイントを読んでみると、
関心・意欲・態度 →主体的に学習に取り組む態度
=発表等の授業態度
「知識・理解」「技能」→基礎的・基本的な知識・技能
=基礎問題、小プリント等
「思考・判断・表現」→「知識・理解」「技能」を活用して課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力
=応用問題
と読み替えられます。これらの観点は各教科等の特性に応じてのアレンジや、学校ごとのアレンジも認められています。
観点と成績
各観点はA B Cの3段階で評価されます。そこまでは全国共通のようですが、観点を基にした成績評定1〜5の付け方は学校により異なるようです。
今回、一般的な観点例を取り上げ、独自に解釈し直してみました。
ちなみによつばの中学の各観点の比重は同じで、全てAでなければ5になりません。また全てAで4がつけられることはありません。
国語の観点
- 関心・意欲・態度→授業態度、ノート点
- 話す、聞く能力→スピーチ等
- 書く能力→作文、読書感想文
- 読む能力→定期テストの応用問題
- 言語についての知識・理解・技能→漢字テスト、定期テストの基本問題
定期テストに関する観点は4と5の一部。なので定期テストの比重が低いといえます。(独自の解釈です💦)
よつばのテストの順位は良かったので安心していたら、前期評定は低かったです。国語の評定が一番、分かり易いようで攻略しずらいです。
テストではないと悟ってからはテストの漢字以外は手を抜いたら、後期評定が上がりました!
意味分からん💦
以下、よつばの試験推移です。定期テストは下がりましたが、評定アップ😓

社会
- 社会的事象への関心・意欲・態度→授業態度、ノート点
- 社会的な思考・判断・表現→定期テストの応用問題
- 資料活用の技能→定期テストの資料問題
- 社会的事象についての知識・理解→小テスト、定期テストの基本問題
定期テストに関わる項目が3/4なので、社会は定期テストの比重が高いといえます。しかし5を取るためには1.社会的事象への関心・意欲・態度を落としてはなりません。
よつばはノートに調べ学習も書いていたためノート点は高く、関心・意欲・態度では失点はありませんでした。前期失点は3.社会的な思考・判断・表現でした。
後期はテストの点数を上げるとオールAとなり5がいただけました。
やはり、絶対評価は順位よりも得点みたいです。

数学
- 数学への関心・意欲・態度→授業態度、ノート点
- 数学的な見方や考え方→定期テストの応用問題
- 数学的な技能→定期テストの標準問題
- 数量や図形などについての知識・理解→定期テストの基礎問題、小テスト
数学もテストの比重が高いですが、2〜4の違いは問題の難易度の違いです。難易度順に並べると、
4<3<2
つまり、数学が苦手なら、2.数学的な見方や考え方がAになることが一番最後なのです。前期はよつばはあろうことか、1.数学への関心・意欲・態度でBを食らってしまい、もちろん2.数学的な見方や考え方はB評価だったので厳しい評定をいただきました。
が、後期は発表を頑張ってなんとか4をいただけました。(相変わらず数学的な見方や考え方はB評価)

テストの順位はかなり頑張っていました。ただ、よつばの傾向が特殊であることが判明しました。平均点が高い(問題が易しい)と、順位が下がる、つまり問題が易しくても難しくても点数が変わりません。ちょっと面白い傾向だと思いました。
理科
- 自然事象への関心・意欲・態度→授業態度、ノート点
- 科学的な思考・理解→定期テストの応用問題
- 観察・実験の技能→実験態度、レポート、ノート点
- 自然事象についての知識・理解→定期テストの基礎問題
理科はテストに関する観点が2と4、態度に関する観点が1と3なので、テストと態度の比重が1:1といえます。
また問題の難易度は、2 >4 です。理科が苦手な子がB評価になる観点はおそらく2 .科学的な思考・理解でしょう。
4までは簡単にとれる教科です。5にするには順位ではなく素点を上げる必要があるでしょう。

英語
- コミュニケーションへの関心・意欲・態度→授業態度、ノート点
- 外国語表現の能力→スピーキング、ライティング
- 外国語理解の能力→定期テスト応用問題
- 言語や文化についての知識・理解→小テスト、定期テストの基本問題?
外国語の観点はよくわかりません。先生により解釈がいろいろありそうです。上記は独自の解釈です。多分、3>4 かな、と思われます。
学校ではスピーチやスピーキングといったテストは行われていたようで、よつばは良い評価をもらっていたそうです。(発音は悪いですが)
テストはやはり順位ではなく素点重視。英語の場合は素点重視に救われ、5の評価をいただいています。

3級持っていると良くも悪くも難易度に左右されないです。
まとめ
テスト順位よりも素点。80点あればよい(かも)
試験は80点あれば5が貰える可能性はあります。
観点の理解なくしてオール5の攻略はできない
観点は文部省の学力の3要素が基となっているが、解釈は学校により違います。迷うことがあれば先生に聞きましょう。
また、各観点の比重は大事です。
よつばの学校は各観点の比重が同じですが、そうではない学校もあるそうです。要確認です。
よつばの評価されたポイントは書いていますが、一部の評定については明記していません💦
以上でした🍀